診療科・部門

臨床検査科

概要

Ⅰ.臨床検査科紹介

臨床検査とは、病気の診断や治療効果を知るために必要な検査のことです。

検査は患者さんから採取した血液、尿、組織などの検査を行う検体検査と心電図、超音波検査など身体を直接調べる生理検査に大きく2つに分けられます。

検査データを迅速かつ正確に提供することを常に心掛け、地域の中核病院の検査室として24時間検査に対応しています。また、中央採血室で外来患者さんの採血業務に従事し検体の一貫管理を行っています。 

当院の検査室は日本臨床衛生検査技師会の精度保証施設として認証を受けています。

当科は臨床検査技師と呼ばれる臨床検査に関する専門知識を有する技師が検査を行っています。また、医師、看護師を含む27名のスタッフが在籍しています。

外来における検査の採血は臨床検査科が担当しています。検体検査の主要な検査項目の多くは、短時間で検査結果が出るように努めています。また時間外緊急検査に関しても充実した検査内容を提供できることを目指しています。さらに感染対策チーム(ICT)や糖尿病療養指導、輸血療法などのチーム医療にも積極的に参画しています。

今後も検査精度の維持向上に努め、地域の皆さまに良質な医療を提供していきます。

Ⅱ.検査業務について

臨床検査は患者さんから得られた検体を用いた検査(検体検査)と、生理機能検査(生埋検査)があります。検体検査には、一般検査、血液検査、生化学検査、免疫血清検査、輸血検査、細菌検査、病理検査があります。

一般検査

主に尿、便、精液など、患者さんから得られた排泄物や分泌物の検査をしています。

また穿刺液(胸水・腹水・髄液など)の検査では細胞数の算定や細胞分類、生化学的検査を行います。

血液検査

採血で得られた血液(末梢血液)の検査で血球数の算定、血球分布、貧血の程度などを調べたり、顕微鏡を使用して細胞の分類や分布、異常細胞出現の有無を調べます。また血液の凝固検査で血液の固まりにくさを調べることも行います。

生化学検査

血液から血球成分や線維素を除いた血清の中に 含まれる各種酵素や電解質・無機質、代謝物質の測定を行い全身の状態や各臓器の状態を確認します。

また腹部や胸部に溜まった水、尿についても検査を行います。一般的に健康診断で行われる腎機能や肝機能、脂質などに関する項目は生化学検査に含まれます。

免疫血清検査

免疫反応を用い、血中のホルモン・腫瘍マーカーと呼ばれる物質の測定や、各種感染症の抗原・抗体の検出を行います。

輸血検査

血液型の判定や、交差適合試験などにより不適合輸血の防止を行い、安全な 輸血を可能とします。

細菌検査

病原菌の検出や同定を行い、また各種薬剤に対する感受性試験(患者さんから検出された病原菌に対してどのような薬剤が有効かを調べる)を行います。

病理検査

患者さんの一部から診断の目的で採取(生検と呼ばれます)された小組織片や細胞、手術によって切除された臓器、喀痰や尿などの分泌物・排泄物から、組織診断や細胞診断を行い、がんや炎症の有無、病気の原因などを調べます。がんの早期発見に重要な検査です。

生理検査

検査担当者が患者さんの身体に直接触れて行う検査です。

  1. 循環器検査:心電図、負荷心電図、ホルター心電図、血圧脈波検査(ABI/PWV)など
  2. 呼吸器検査:呼吸機能検査など
  3. 脳神経学検査:脳波、筋電図、神経伝導速度、聴性脳幹反応(ABR)、聴性定常反応(ASSR)、(大脳誘発電位検査(SEP、VEP)など
  4. 超音波検査:心臓エコー、頸動脈エコー、下肢静脈エコーなど
  5. 耳鼻科領域検査:標準純音検査、新生児聴覚スクリーニング検査など
  6. その他:骨密度、皮膚組織灌流圧(SPP)

(心電図検査)

心臓が動く時に発する電気信号を波形として記録します。不整脈や心筋梗塞、狭心症、心肥大などがわかります。

(呼吸機能検査)

喘息、慢性閉塞性肺疾患をはじめとする呼吸器の病気が疑われる時や、その状態をみる時に行う検査です。ほかに、手術で全身麻酔をかける時にも事前に検査を行います。

(脳波検査)

脳の活動により生じる電気を頭皮上に装着した電極から記録します。てんかん、意識障害、痙攣発作などが疑われる場合に検査します。

体制

名前 内藤 成美
役職 部長
(兼)第一産婦人科医長
専門分野・資格 医学博士
日本産科婦人科学会専門医
名前 野澤 昭典
役職 医師
専門分野・資格 日本病理学会認定病理医
病理専門医研修指導医
臨床研修指導医
死体解剖資格認定